イタリアはフランスと並ぶワイン大国でワイン作りの歴史も古く古代ローマ時代には、エノトーリア(ワインの地)と呼ばれていました。 
しかし、イタリアワインは長い間その評判は芳しくありませんでした。

近年イタリアワインは“ワインルネッサンス”を合言葉にキャンティやソアベなどおいしくコストパフォーマンスの高いワインがつくられ、また、味わいも大変に美味しく多彩でバローロやブルネロディモンタルチーノアマローネをはじめとする他の国に無い独特のワインも沢山あります。

 
 

イタリアワインの美味しさをお話するときフランスワインのようにボルドー・ブルゴーニュといったいろわけはあまり意味がありません。

イタリア人は隣の人が赤い服を着れば、自分は青い服を着るというように同じキャンティクラシコでも酒屋さんで800円ぐらいのものから20000円位まで、多彩な味のキャンティクラシコがあり、ワインの作り手の考え方で全く異なるワインに仕立てられています。

また、キャンティクラシコはイタリアの中部のトスカーナ州のフィレツエとシエナの中央山岳地帯で作られる赤ワインですがその原料はサンジョベーゼという黒葡萄です。

このサンジョベーゼにしても、大まかにサンジョベーゼグロッソとサンジョベーゼピッコロがありどれがサンジョベーゼの味わいかはさっぱりわからないとおもいます。

実際何百年もこのサンジョベーゼを作り続けているフィレンツエの貴族に伺った話ですがこの葡萄はすぐに突然変異を起こし、しかも、畑が変わればそこの葡萄になってしまう、とのこと。


私の勝手な考えですが、キャンティという名前の赤ワインは漠然とフィレンツエ側で作られているものは固く鋭いタンニンをもっておりブルーベリーのドライフルーツにアニスや白胡椒が混じったような印象があります。

一方シエナ側で作られているものは力強くも丸みのあるタンニンでプラムや黒いドライフルーツにクローブや黒胡椒シナモンの香りを感じることもありました。


 
無論この比較はフルボディのキャンティの話でミディアムボディのキャンティクラシコではイチゴやざくろのような香りで優しい味わいのキャンティクラシコまでさまざまです。

 
更にキャンティの作り手たちは自分達の伝統的なワインを守ることには満足せず選りすぐれたワインを造ろうとしてフランス品種のカベルネソーヴィニヨンやメルローという黒葡萄をブレンドしたりこれらフランスの品種でトップランクの赤ワインをもつくっているのです。

先ほどのフィレンツエ貴族の方がご来店されたとき“キャンティの伝統を守ることはとても大切なことですが、未来を考えて新しいことに挑戦することはとても大事なことです。”とおっしゃっていました。

 
 

キャンティクラシコにとどまらずイタリアワイン全般にいえることはキャンティやバローロといったラベルからワインを想像することは出来ません。

そこでもっとも簡単なワインの探し方は良く知っている人やお店の人にご自分の好みや価格を正しく伝え、一緒に相談しながら決めることをお勧めします。

少しずつでは、ありますが魅力あるイタリアワインを紹介していきます。続きは・・・もう少々お待ちください。

 
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